異常繁殖するシカ

 稚内の市街地を平然と歩くエゾシカの群れは数年前から当たり前の光景になった。農作物の食害やふんなどの処理に加え、シカと接触する交通事故も頻発するなど弊害も目立ち、市などは駆除対策を講じている。今年もシカの活動が活発になる繁殖シーズンの秋を迎え、関係者は頭を悩ませている。
 市街地のシカは人慣れが進み、最近は市民から「歩道を歩いていた」「信号待ちしている姿を見た」などの声が聞かれる。