三船遭難の送り火

  終戦後の8月22日、留萌沖で樺太(サハリン)からの引き揚げ者が犠牲となった「三船遭難事件」の犠牲者の霊を慰める第37回送り火が16日夜、市海のふるさと館横にある同事件慰霊碑の前で行われた。
 「留萌の送り火を継承する会」の主催。赤やピンク、白色などの紙を筒状に巻いてハスの葉に見立てた約200個の中にろうそくを立てた。夕焼けが少しずつ消え、暗闇が辺りを覆い始める中、約40人が黙とう。村山会長が「22日は家族と一緒に犠牲者の冥福を祈ってあげて」とよびかけた。