高架区間が影響

 21日の暴風雪で運休していたJR宗谷線稚内南稚内間が24日夕、ようやく運転を再開した。南稚内以南は22日に通常の運行になっていたのに、どうしてこの区間だけ復旧が遅れたのか。
 JR北海道20日、暴風雪を見越し、21日に名寄―稚内間を終日運休とすることを決めた。南稚内までは22日に復旧し、運転を再開したが、稚内南稚内間は運休が続いた。
 JRによると、大雪の場合、高架区間はレール脇に雪を積み上げて列車を走らせているが、単線で高架の幅が狭いこともあり、今回の暴風雪ではこの方法では対処できなかった。高架区間には降雪口が設けられているものの、危険が伴うため、開けて雪を下に落とすことはしなかった。横に吹き飛ばせば、近くの民家や走行中の車に影響が出るため、作業車両を走らせ、雪を前に押し出すしかなかったという。
 どうしんウェブより