隣町「幌延町」から

 新入学シーズンを迎えても肌寒い日が続く中、幌延町内の就労継続支援B型事業所「安心生産農園」の温室では、冬季の寒気でうま味や甘みが凝縮された有機ホウレンソウの収穫、出荷が行われている。
 農園は、社会福祉法人幌延福祉会が運営。公益財団法人自然農法国際研究開発センター(長野県)による有機農産物生産の認証を取得している。出荷に適さない状態のホウレンソウは農園内で飼育しているアイガモの餌にし、環境に優しい循環農業を実践している。
 温室では、青々とした葉を広げたホウレンソウが育ち、収穫を担当する施設利用者たちが、はさみで心を込めて刈り取っている。さらに別室で計量した後、鮮度を保持する袋に詰め、その日のうちに地元スーパーに出荷している。
 どうしんウェイブより