赤レンガ通信所で灯篭に灯り

 「稚内市歴史・まち研究会」は12月8日、市恵北の旧海軍大湊通信隊稚内分遣隊幕別送信所(通称・稚内赤れんが通信所)で灯籠に明かりをともす催しを開く。
 太平洋戦争の引き金となった1941年12月8日のハワイ真珠湾攻撃を命じる暗号電文「ニイタカヤマノボレ」を中継送信したとされる。開戦につながる場所から、平和を祈ろうと、8日午後6時に点灯式を行い、同8時まで明かりをともす。関連事業として16日午後3時から、稚内総合文化センターで、ハワイ真珠湾攻撃に特殊潜航艇で出撃し米軍の攻撃を受け座礁、捕虜となり「捕虜第一号」と呼ばれた故酒巻和男さんの手記の復刻版を自費出版した徳島県在住の元教師、青木弘亘さん(82)が講演する。
 道新ウェブより