旧瀬戸常蔵氏邸見学する
1953年に建てられた木造2階建て延べ面積は356平方メートル。和室が多いが、応接室として使われた洋室もある。1階奥の和室には、いろりと自在かぎが設置され、自在かぎの上部には、帆に瀬戸氏が設立した「八丸水産」を示す「八○」と記載された北前船がデザイン。
築57年とは感じさせぬ柱、襖、窓、天井、縁側等狂い一つ無い建築仕法、更に細部にわたり細やかな彫刻がされていた。
中庭を見渡すと利尻から運んだと言われる十数個の大きな石を中心にオンコ、シャクナゲ、サクラ等の木々が少し元気を失った状態で設置されていた事も気になる。
稚内市として、歴史的建造物の一つとして、稚内市第1号の登録有形文化財を目指している。
北前船がデザインされた自在かぎといろり