共同で軽自動車を開発
 日産自動車三菱自動車は6日、共同開発した新型軽自動車「DAYZ(デイズ)」と「eKワゴン」を発売した。日産は軽としては初の自社 開発車で、三菱自は4年ぶりの新型軽乗用車となる。
 日産・三菱自が軽に本腰を入れるのは、国内自動車市場で軽の存在感が高まっているからだ。税金や車検代など維持費が安いことなどから人気を 集め、新車に占める比率は2003年の30.9%から12年は36.9%になった。
 その中で日産・三菱自が今回の新型車で売り物にしたいのが燃費性能だ。無段変速機(CVT)の改良や軽量化によりガソリン1リットル当たり29.2キロメートルとクラス首位を実現した。一方で価格は競合他社の製品とほぼ同水準に抑えた。
 日産・三菱自を合わせた軽のシェアは12年度で約11%。新車投入でこれを将来的にはホンダ並みの2割程度にまで高めたい考えだ。
 日本経済新聞ニュースより