旭川「常磐ロータリー」温度計故障

 旭川市中心部のロータリー交差点の中央にそびえるシンボル「常盤ロータリータワー」(35メートル)のデジタル温度計の表示が壊れ、11月から消えた状態になっている。ロータリーは今年から「あさひかわ街あかりイルミネーション」の電飾も無くなり、市民からは「寂しさが倍増」との声が上がっている。
 タワーは旭川開発建設部と市の共同事業で1985年に完成。旭川の自然を表す雪氷と氷柱、旭川の発展と躍進、躍動を表現している。温度計と時計は予算の都合で完成から8年後に設置され、ドライバーが見やすいよう三方面に付けられた。
 温度計を管理する旭川開建によると、1月ごろから表示が狂っている疑いが浮上し、11月に壊れていると断定されて消灯したという。故障原因は経年劣化とみられるが、修理費は「何千万円にも及ぶ見込み」で復旧のめどは立たないという。