「陸揚庫」文化財登録へ調査

  文化庁は、かつて根室国後島を結んだ海底ケーブルの中継施設「陸揚(りくあげ)庫」(根室市西浜町10)について、国の登録有形文化財の指定に向けて市と協議を始めた。今後同庁の調査官が市を訪れて調査を進める予定。保存活動を進めてきた市民からは、文化財登録に向け期待の声が上がっている。
 陸揚庫は旧逓信省が1900年(明治33年)に通信連絡手段として根室村(当時)と国後島ケラムイの間に敷設した38キロの海底ケーブルの陸揚げ施設。建築年は不明だが、ケーブルと同年に完成していれば日本初の鉄筋コンクリート建造物の可能性がある。戦後、民間に払い下げられ、漁業者の倉庫として使われていた。市は2013年に所有者から施設と土地を買い取り、保存している。
 どうしんウェブより

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