下頓別駅跡の環境整備に31年間

 浜頓別町内下頓別に住む元郵便局員大山武さん(84)は、31年にわたり、旧JR天北線下頓別駅跡の環境整備を続けている。人口減少が進む下頓別地区を盛り上げようと、駅名標の塗り直しや周辺の草刈りなどを続け、今では「鉄道マニアの聖地」として、浜頓別の隠れた名所となっている。
 JR天北線は1989年に廃線となった。下頓別駅跡は国道275号から少し離れた場所にあり、旧駅舎はないものの、駅名標とホームは残されている。駅名標がさびたり、色が剥げたりするたびに、大山さんは得意の絵画の腕を生かし、ペンキで塗り直している。今年も5月から9月にかけて行った。
 どうしんウェブより