KouichiO2015-05-07

丹波屋の有形文化財を見て
 数年前にも訪れたのだが、今回実家から帰る途中寄り道をした。 宗谷本線音威子府駅から分岐して旧天北線の小頓別駅の駅前旅館。主屋としての和館は小頓別駅開業時に合わせて1914年(大正3)に建設され、1927年(昭和2)洋館を増築。木造2階建,切妻屋根,平入で,正面中央に切妻破風の玄関を設け,階上を客室に充てる。現在は経営者の親族が引き継いで居住している。 
 かつては林業で栄え、隣町の枝幸町歌登を結び木材輸送に活躍、集められた木材は貨物列車やトラックで輸送された。
 今はなき天北線が宗谷本線と呼ばれていた時代、北上した鉄道は、1914年、小頓別駅まで到達した。それと同時に駅前に開業したのが、この丹波屋旅館。2014年、築100年を迎えた。
 平成12年2月15日に国の有形文化財に指定。