町内会レベルでの交流

 稚内市の友好都市・沖縄県石垣市の住民組織「平得(ひらえ)公民館」のメンバーが17日、稚内を訪れ、交流のあるひばり町内会の創立40周年記念式典に出席した。両者は近く地域間の交流協定を結ぶ方針。関係者によると、市外の町内会レベルでの交流協定は珍しいという。
 平得公民館とひばり町内会は、以前からメンバー間で個人的な交流があった。組織レベルの「町内会」としても交流を深めようと、2018年から、互いの地域の行事に参加して特産品を販売するなどの交流している。
 今回はひばり町内会の創立40周年に合わせ、平得公民館の大底和夫館長らが稚内を訪問。稚内総合文化センターで開かれた記念式典に参加した。約120人の参加者を前に、大底館長は「40周年の節目に、さらなる強い絆と友好の灯(ひ)を永遠にともし続けるための努力を続けていきたい」とあいさつ。ひばり町内会の丸山和彦会長も「今後も八重山文化を肌で感じる交流にしたい。平得の住民が稚内を訪れる機会があれば、最北端の自然や文化を堪能してもらえるよう歓迎したい」と期待した。
道新ウェブより