KouichiO2012-11-03

蝦夷地ストーブの火入れ式
 3日午前11時、江戸末期の1856年(安政3年)に作製されたカッヘル(現在のストーブ)が蝦夷地で宗谷警備の武士の為に、最初に作製されたカッヘルの複製ストーブに火入れ式が行われた。
 箱館奉行所の役人だった梨本弥五郎が宗谷に赴任した時、アイヌ民族の鉄砲鍛冶に11基を作らせた。
 複製ストーブは、2009年に稚内市北方記念館で開かれた間宮林蔵展に合わせて、市内の鉄工所が2基作製。1基は同館に、残る1基は赤レンガ通信所で保管していたもの。
 当時の設計図を基にストーブは鉄製で、直径60センチ、高さ70センチの円柱状。重さは50kg。今でも同じ様な薪ストーブを使用している家庭があると思われるが。