秘境駅PR
 人里離れ、訪れるのが難しい「秘境駅」を生かした観光振興に取り組む幌延町は、町内のJR宗谷線各駅を紹介したパンフレットを作製し、町ホームページに掲載した。秘境駅の魅力や駅のイメージキャラクターなどを写真入りで紹介しており、「秘境駅巡りで利用してほしい」とPRしている。
 幌延は、町内の8駅のうち糠南(ぬかなん)駅や下沼駅など6駅が鉄道愛好家らに人気のサイト「秘境駅へ行こう!」で全国ランキング100位以内に入る。町は「全国の自治体で最も多くの秘境駅があるマチ」とうたい、秘境駅フェスタやウオーキングラリーを開催して観光振興に取り組んでいる。
 パンフは10月に実施した道企画の宗谷線モニターツアーに合わせて作製。集落がなくなり、さびれた姿になった秘境駅を「地域の生き証人」と記し、町内8駅を紹介している。全国ランキング10位の糠南駅は板張りホームの魅力を強調。46位の南幌延駅は、倉庫のような木造の待合室などについて書かれている。
 住民と鉄道愛好会でお色直しをした下沼駅