国内のEV販売台数は車全体の0.5%、2万台

 日本全国にある急速充電器数は8,000基で、普通充電器が2万1000基ある。人が住める地域の10km圏内に充電器があることを示す人口カバー率は93%に達している。東京電力ホールディングス(HD)が過半を出資するイーモビリティパワー(eMP)はEV用の充電設備の増強に取り組んでいる。同社によれば、EVの普及が進む欧州に比べて充電設備の設置のスピードが劣っているわけではないという。それでも日本の2019年の新車販売台数(430万台)に占めるEVの比率は0.49%の2.1万台に過ぎない。
 充電設備が増えないとEVは普及せず、事業の採算が取れない。急速充電器を1台増やすには500万円以上かかり、同社の試算によるとEVとプラグインハイブリッド車(PHV)の普及台数が現在の4倍以上の100万~150万台に達しないと黒字化は難しい。
 グーグルアラートより