JR勇知駅も100周年

 JR宗谷線勇知駅が25日に開業100周年を迎え、記念の看板がお披露目された。用意した地元の上勇知老人クラブのメンバーなど30人が、思い出話に花を咲かせながら節目を祝った。
 勇知駅は1924年大正13年)6月25日に開業。かつては地元特産の「勇知いも」が同駅から出荷された。現在は地域住民が主に通院や買い物で稚内市街地へ向かう際に使われている。
 駅前に設けられた看板には「祝勇知駅開設100周年」と書かれ、同クラブが15年前から整備している花壇を背に、住民らが記念撮影を楽しんだ。
 同クラブの山元正雄会長(86)は「今後も地域のために、駅を長く大切に使えるよう努めたい」とあいさつ。無人駅の同駅を管理する南稚内駅の松島輝将駅長も訪れ、「花壇は乗客の皆さまからも好評。地域に愛されて100年を迎えたことに感謝します」と話した。
 道新ニュースより