EVの充電スポットが課題

 日本でもハイブリッドやプラグインハイブリッドに続き、電気自動車(BEV)が次々と登場している。特に、5月20日に発表された日産と三菱の軽自動車BEVが14,000台以上の注文を受け、BEV化の波はさらに加速していくだろう。
 そこで気になるのが、
電気自動車の充電事情電気自動車の数がどんどん増える中、充電スポットの数が比例して増えていない。
 電気自動車の航続可能距離は、搭載されているバッテリーの大きさにより、大きく変わるが、車体が大きくなれば、それだけ大きなバッテリーを積み込むことができるので、1度の充電で長い距離(400〜500㎞)を走れる。
 
しかし、日本国内で多く見かける中型や小型の電気自動車の、1回の満充電で走行できる距離は200〜300㎞程度 今回登場した日産のSAKURAは1回の充電で走行できる距離は180㎞。
現在、全国に約2万か所あると言われている充電スタンドだが、ガソリンスタンドの数は約2万9,000ケ所。比較すればまだまだ少ないのが現実
 
さらに、ガソリンの給油は1回に5分程度で完了するが、電気自動車の充電は最新の急速充電を使用しても40分~1時間程度、普通充電となると満充電まで8時間〜10時間かかる。