甘露泉水で地酒

 半世紀前に約40年の歴史に幕を閉じた酒蔵「利尻酒造」の日本酒「栄泉」が復活する。利尻山の伏流水で仕込んだ。利尻富士町ふるさと納税の返礼品に加え、11月中旬から順次発送する。酒蔵のあった地元の歴史を幅広い人に知ってもらうのが狙い。
 町内では1932年(昭和7年)に利尻醸造が設立され、55年に利尻酒造と社名変更後も73年まで造り続けたとされる。名水百選にも選ばれた利尻富士町の湧き水「甘露泉水」を使う地酒は当時、地元を中心に親しまれた。

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